これからゴルフを始める方へ「ゴルフクラブの基礎知識」

そもそも「ゴルフ」とは、スタート地点であるティーインググラウンドから第1打目を打ち、ボールをグリーン上にあるカップに入れるまでの打数の少なさを戦うスポーツです。ゴルフに欠かせないゴルフクラブは、複数のクラブを使用してカップに入れるまでの狙う距離を正確に打ち分ける為の物になります。

ゴルフにはラウンドを回る際に、必ず必要になるクラブがあります。これからゴルフクラブを購入してコースをラウンドしようと考えている方は、まず「ドライバー」「アイアンセット」「ウェッジ」「パター」を入手するようにしましょう。アイアンに関しては、大体6本セットになっているので、ゴルフ初心者の方は始めはこの9本を揃えてみましょう。では、これらの代表的なクラブとその他の定番クラブについて、クラブの使い方や特徴をご紹介したいと思います。

基本的に、ドライバーはコースの一番初めのティーグラウンドで1打目に使用する物です。ゴルフクラブの中で最もボールを遠くに飛ばす事が出来るクラブとなっています。シャフトが長く、ヘッドが一番大きなクラブです。

クラブのロフトの角度とシャフトの硬さに注目してみましょう。また、重量が重いと素早くスウィングする事が難しく、ヘッドスピードが遅くなるので飛距離が出にくくなります。逆に軽いと素早くスウィング出来る為、ヘッドスピードも上がって飛距離は伸びますが、スウィングが安定し辛い面があります。

ドライバーに次いで飛距離を出す事の出来るクラブで、基本はフェアウェイで使用されるクラブです。主に2打目や短距離コースのティーグラウンドで使用れ、クラブの形はドライバーと似ているのですが、ヘッドは少し小さめで、シャフトの長さも短くなっています。ショートホールの場面や初心者の方は1打目からフェアウェイウッドを使用する事があります。番手が小さい時に使用するとロフト距離を出しやすく、番手が大きくなるとクラブの操作がし易くボールが上がりやすいです。

ゴルフを始めた最初は、クラブを替えて打ち分けする事は難しいので、おススメは「4番ウッド」または「5番ウッド」です。硬さはに関しては、ドライバーに合わせるようにしましょう。

アイアンは、「パー4・パー5の2打目」、「パー3のティーショット」と言うように、グリーンを狙っていく際に使用される事が多いクラブです。最近は一般的にピッチングウェッジと5番・6番・7番・8番・9番の6本セットで販売されています。

アイアンは、番手の数字が大きい程クラブの長さが短くなっており、ロフト角も大きく、飛距離が短くなります。ロフトが番手毎に4度ずつ異なっていて、フルスイングの距離が大体10～15ヤード程度変わります。

様々な場面でユーティリティは使用する事が出来るクラブで、ウッドとアイアンの中間に位置するクラブです。最近はアイアンが5番～のセットになっており、ユーティリティを3番・4番アイアン相当の距離を打つためのクラブとして、使用される事が多いです。

グリーン周りでの短距離のアプローチや100ヤード前後のショット、バンカーショットでも使用可能で、 アイアンに比べてより高く・柔らかくボールを上げる事が出来ます。ウエッジはロフト角が大きくなるにつれて、ショットの難易度が上がります。ゴルフ初心者には、一番易しい46～48度のピッチングウェッジが様々な場面で使いやすくておススメです。

一番ゴルフで繊細な場面の、最後にボールをカップに入れる為に使用します。グリーンでは、パター以外のクラブは使用禁止なので、ラウンドする際は必ず必要なクラブです。パターの良し悪しでスコアが大きく変動すると言っても良いでしょう。

パターは何よりフィーリングが大事なクラブな為、形状は自分の好みの物を選択するのがおススメです。どれが良いか分からない場合は、平らで大きめの物を選択するのも良いでしょう。

ゴルフをやっている人であれば、ゴルフのルールとして決められている14本のクラブを持参しています。場面毎にで使い分けて距離を打ち分け易くしながらゲームを楽しんでいます。パターに関しては、グリーン上で使用する為のクラブであるので、13本で飛距離の異なるクラブを揃えます。最も飛距離が出るドライバー～最も飛距離が小さいサンドウェッジまで、その間の飛距離の差を埋めるようにしてその他のクラブを揃えていくのが、ゴルフの基本となるクラセッティングになります。